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どこで譲ってもらうの?〜バックヤードブリーダーさんで?


バックヤードブリーダーという言葉は聞きなれない言葉ですよね(私だけ?)。
私も最近になって知った言葉です。
プロのブリーダーさんのようにスタンダードや血統を考えてはいないけど、わんこが好きで交配をしている人
のことを言うのだそうです。
家のわんこに子犬を産ませたい!という人から子犬を取るのが楽しい!という人までいろいろです。
交配を副業としてやっている人も中にはいるらしい。
とにかくプロではないけど全くの素人でもない中間に位置するのが「バックヤードブリーダー」さんなのです。
バックヤードとは「裏庭」のこと(なぜ裏庭ブリーダーというのかは疑問ですが)。
今、このバックヤードブリーダーさんがたくさんいるそうです。

 実は先日、バックヤードブリーダーさんのお家に見学に行きました(そのときはそんな言葉も知らなかったのですが)。
ネットで見つけたコーギーの子犬。予算などの条件も合ったし、行ける範囲だったのでメールでやりとりしてから、
子犬を見せてもらうことになりました。
普通のお宅だったのですが、母犬のコーギーは3才で3回目のお産だっだそうです。
私も詳しくは知りませんが3才で3回も子犬を産むのは普通の家にしては少し多いんじゃないのかな?と思いました。
そしてお話をしたのですが、時々「?」と思うことがありました。
 「私はコーギーが好きで、趣味がこの子の子犬を取ることなんですよ。他に趣味もないので唯一この子だけが趣味なんです」
コーギーが好きなのは私もです。でも、趣味が交配というのはどうなんでしょうかね。
母犬は新しい生命を誕生させようと必死の2ヶ月を過ごしているはず。なのにそれを「趣味で交配しているんです」と
簡単に言い切ってしまっていいのでしょうか?出産というのは大変な作業で、中には命の危険もあると思います。
交配が趣味なんて悪趣味だと思います。大変なのは母犬なんですから。
そのことが納得いかず、さらにこんなことも言ったのです。
 「家の子は他より安いしどの子も元気なので、生命保証はありませんよ。まあ、代わりもいないですしね」
も〜それを聞いて唖然としました。
生命保証。ペットショップや子犬の通販の宣伝文句です。
初めにそれを聞いたときには「命に代わりなんてあるわけない!この子が駄目だから代えてなんて言えるわけないジャン!」
と反発したもんですが、逆に「家の子は元気なので生命保証はない」と聞くとそれはそれで反発したくなります。
 子犬は生き物です。どんなに大切にしたって絶対なんてあり得ないですよね。今は元気でもこの先何が起こるか分かりません。
「家の子に限っては万が一はない」と言いきれる根拠はどこにあるのでしょうね?これは責任放棄だと思いますよ。
「譲った後は何があっても関係ないよ!」そういっているように思えて仕方ありません。
 普通の家庭で譲ってもらうのだから、専門業者のようなサービスをしろとは言いませんが、万が一のことも考えて欲しいと
思います。子犬をこの世に誕生させて譲るのだから、プロであれ素人であれ責任というものはついて回ります。
お金が絡んでいるのであれば尚更、責任重大だと思いますよ。
「自分の子犬に万が一のことがあったらどうしようか?」
子犬を大切に育て、譲る際に考えることが責任で、里親さんに対しての誠意だと思います。
子犬が幸せに過ごせるように気を配り十分考えていれば、里親さんにも伝わりますし「家の子に限って」なんて言葉は出ません。
「その代わり安く譲るんだから多少のことは仕方ないでしょう?」
高い子犬を譲ってもらおうが安い子犬を譲ってもらおうが、譲ってもらう人はみんな同じことを考えています。
「健康な子犬で元気に育って欲しい」
 
 私は生命保証という言葉自体、あまりいい感じはしませんが、やはり必要なのでは?と思うようになりました。
生命保証は例えれば車の保険と同じ。
普段は必要ないけど「もしも」のことがあった場合、迷わずここへTELすればいいという安心感、それが保険ですよね?
子犬の生命保証も「もしも」のときのための物。「もしも」のことがあったときには相談出来るという安心感があります。
ないにこしたことはないけど。
 生命保証があるからって「命を簡単に考え悪い子を譲る」とは思いません。むしろその逆だと思います。
「家の子は元気だけど何があるか分からない。そのときにはこうしましょう」と考えていることが分かるし、「もしも」のときには
譲った方に責任があるわけですから手間がかかります。そうならないためにも、いい子を育て譲っているような気がします。

 私は必ず「もしものときはどうするのですか?生命保証はありますか?」と聞くようにしています。
今回、見学に行ったところでは「万が一はありません」と責任放棄していました。
普通の家庭だと思っていた私ですが、この方はバックヤードブリーダーさんだったのですね?
「次回は何月に出産予定です」とサイトに出ていたから。あの子は4回目の出産になるんでしょう。
 バックヤードの意味、「裏庭」というのはもしかしたら「裏でブリーダーまがいの事をしている」と言う意味かも。
ブリーダーさんなら生活や名前があるし責任はきちんとしているはずですが、バックヤードブリーダーさんは
副業だし、趣味の一環として子犬を取っているだけなので、そこまでの責任は持てません、ということでしょうか。
 でも、勘違いしないで欲しいのは、すべてのバックヤードブリーダーさん(とおぼしき人)がそうではないのです。
他にも何人かと知り合いましたが真剣に子犬のことを考え、大切にしている方もたくさんいます。
 その逆にプロのブリーダーさんでもひどい人もいるし。
ブリーダーさんとバックヤードブリーダーさん、その境って本当に難しいけど、要は子犬のことを大切に思っているかどうか。
たとえプロでなくても子犬に愛情を持って接していれば、そんなことは関係ないですよね。
バックヤードブリーダーさんの定義は初めに書いたとおり、一般家庭で繁殖している人のことだそうですが、
私がもし子犬を取ったら「バックヤードブリーダー」さんの仲間入りになるのかな?
 もし、そうなったら愛情を込めて大切に育てたいと思っています。
プロだからといって簡単に信じて素人だからといって用心するなんて事がないようにしたいです。
(プロにひどい目にあったりする事だってないとは限らないし)
相手がどうのというよりも、まずは自分の目を信じること、それが一番だと思います。
「子犬の覚悟」でも書いたとおり子犬を飼うことは何十年も家族として生活を共にすること。
新しい家族はブリーダーさんからだろうとバックヤードブリーダーさんからだろうと、自分が信用できるな、
と思ったところから譲ってもらいたいですね。

 それにしても見学に行ったところではあきれました。あったまに来る!