子犬をめぐるいろんな運について
最近はペットブームで誰かが何らかのペットを飼っているのが当たり前になりました。
私の回りでもハムスターや猫などを飼っている友達がけっこういます。
私もコーギーを飼うことになったのですが、コーギー探しを通して考えることが多くなりました、ペットについて。
この間たまたま通りかかったペットショップでコーギーを見ました。
その子は私の家のコーギーと同じ、8月産まれの子でした。
親近感を覚えて観察していて、ふと思ったことがあります。
「運のある子とそうではない子」
飼われているペットはたくさんいて、その子達は人間の庇護を受けて幸せに暮らしています。
でも、年間産まれる子達のそれはほんの一部の子達の話です。
実際に私も「どの子がいいか」と選んだ結果、家にいる子を連れてきたのです。
家に帰れば私はコーギーと遊んであげてご飯をあげてと、コーギーの世話をします。
でも、このペットショップにいる子はその頃には何をしているのでしょう?
店員さんに餌をもらったり遊んでもらったりしているのかな?それともゲージの中で1匹で寝ているのかな?
そんなことを考えると、家の子はなんて幸せ犬なんだろうと思います。私がいい飼い主かどうかは別にして。
いろんな人に品定めされることもなく、ゲージに入れられっぱなしでもなく、同じ環境で一生を過ごすことが約束されて
いるわんこです。
ペットショップにいるこのコーギーの場合は、これからの行き先が決まっていなくて不安の毎日です。
同じ月に産まれた同じ犬種なのに...。
運のあることそうではない子、分ければ家の子は間違いなく運がある子なのです。
今、飼われているペット達も同じく運があった子です。
では、運のない子はどうなるのでしょうか?
1ヶ月ほど前に新聞で読んだ記事です。それはわんこの写真集の紹介でした。その説明文には次のような
ことが書いてありました。
以前愛知県の繁殖所が摘発され、この繁殖者は犬を劣悪な環境で飼育して子犬を取って売っていました。
摘発の際、地元の写真家の方が立ち会ったときにひどい光景を見ました。
劣悪な環境の中でメスのレトリバーが歩くことも出来ず横になっていました。
そのレトリバーの片方の水晶体は破損して、おっぱいは赤く張れあがっていたそうです。
衰弱が激しく、この写真家の方が家で引き取ることにしました。
するとだんだんと食欲も出て元気を取り戻し、今では「ばんちゃん」という名前をもらい、先住犬と仲良く暮らしています。
その様子を写真に収めた写真集の紹介だったのです。
この「ばんちゃん」はなんと100匹も子犬を産ませられていたのです。ろくに餌ももらえずに...。
100匹も産んだら体を壊すし、おっぱいだって張れてしまうに決まっています。
これは運のない子の中のほんの一例です。
「ばんちゃん」がどのような過程でこの繁殖者の元へやってきたのかは分かりませんが、子犬の頃に
将来の自分がこのようになるなどとは思いもしなかったでしょう。
今までひどい目に会ってきた「ばんちゃん」、いい人に助けられて本当によかったと思います。
人間の運はどうにも出来ないことですよネ。
でも、わんこは人間のやりようによって「運のある子」にすることが出来るのです。
わんこには選択肢がありません。あるのは人間。
そのため、わんこは人間にどんな所へ連れて行かれようと、どんな目にあおうとただ受け入れるだけなのです。
昔、宇宙を飛んだわんこを知っていますか?人間が月面着陸をする前のことです。
そのわんこは衛星のキャビンから心拍数や体の状態を地球に伝える仕事をしていました。
宇宙における「物理過程と生活条件を研究するため」に。
ご飯がなくなる前にパラシュートで降りてくるというのが当初の計画でした。
が、このわんこが地球に降りることは二度となかったのです。
それは、宇宙にいって6日目のご飯の中に睡眠薬が入っていたから。
後日、分かったことですが、この計画は当初から地球に帰ってこないものとして進めていた計画だったらしい。
わんこを無事に帰そうという計画ではなかったのです。
このわんこが宇宙から伝えた成果は、その後の人間の宇宙飛行に役立ったことと思います。
人間の役に立ったけど、なんだか悲しい話ですよね。
もし、この計画を考えなかったら、このわんこは野山を走り回ったり、お昼寝をしたりと普通の犬生を送っていたことで
しょう。
このようにわんこの運は人間次第なのです(どうしようもないこともあるかもしれないけど)。
今ここでいう「運」とは、全体的に見たわんこの犬生のこと。「犬生運」は人間と同じ、バイオリズムがあります。
産まれたときには「犬生運」が絶好調だったけど、捨てられたりして下降してしまう「犬生運」もあれば、
産まれたときは捨て犬だったりと絶不調だった「犬生運」がその後里親さんが見つかるなどして絶好調になること
もあります、「ばんちゃん」のように。
犬生を絶好調にするか、絶不調にするかは人間にかかっているのです。
すべてのわんこの「犬生運」がすばらしいものになればいいけど、そうはいかないですよね、悲しいけど。
でも、人間の心がけ次第でどうにでもなることはたくさんあると思いますよ。
飼ったら一生面倒を見て捨て犬を減らすこと、里親さんになってあげること、あやしいところからは譲ってもらわないこと。
始めに書いたような繁殖業者が儲からないようにすることが、運のない子を減らすことになると思います。
売れなければやめると思うから。
今は「運のある子」だけど、家の子のこれからの「犬生運」は私にかかっています。
「犬生運」のバイオリズムが下がらないように今、勉強中です!
ペットショップで見かけた8月産まれの子が早く「運のある子」のなってくれればいいな〜と思っています。
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